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妻の浮気発覚!土下座させたら強要罪?適応されるケースについて解説

土下座

 

妻の浮気が疑わしい場合には、奥さんに問い詰めるでしょう。もしも認めた場合には、とりあえず謝罪をしてほしいと思うはずです。

 

そこで注目すべきなのが、謝罪の一つの形態である土下座です。

 

土下座を強要する、ということは「強要罪」あたります。ですから犯罪として取り扱われることになるのです。

 

そこで問題になってくるのが、「不貞行為という法に触れた妻に対して土下座を強要した場合はどうなるのか?」ということです。先に法に触れた奥さんが悪いのだから土下座を強要してもかまわない、と思っている方も多いかもしれません。

 

こちらでは浮気の謝罪として「土下座を強要する」ということについて詳しく解説します。

 

そもそも強要罪とは何だ?

 

強要罪とは

 

「人の生命、身体、自由、名誉若しくは財産に対し害を加える旨を告知して脅迫し、又は暴行を用いて、人に義務のないことを行わせ、又は権利の行使を妨害する罪」

※刑法223錠より抜粋

 

強要罪というのは、要約すると「脅迫」と「暴力」が関わっているものことを指しています。本人はそのことをしたいのではなく、脅迫や暴力によってそうせざるをえないような状況に適用されるのです。

 

強要罪に関しては、「未遂」に関しても罪に問われる、という特徴を持っているのです。仮に「土下座しろ」と脅迫や暴力を使って強要をした場合に、土下座をしなかったとしても強要をしたことが認定されるので罪になります

 

もう一つ注目してほしいのが「人に義務のないことを行わせ」という部分です。「義務」ということですが、浮気をしたのだから悪い妻が謝罪すのは義務だろうと思うでしょう。しかし刑法に記されている「義務」とは、あくまで法律上の義務を指しています。

 

たしかに道徳上は浮気をしたら謝らなければならないかもしれません。しかし法律上は謝罪する義務があるとはいえないわけです。

 

仮に脅迫罪に該当してしまった場合はどうなるのか?

 

「3年以下の懲役」

 

刑法223条の1項、及び2項に記されています。しかし実際には懲役に服することはないでしょう。繰り返し強要罪に問われるようなことをしていなければ、執行猶予ということになります。

 

その他、悪質性なども判決には関わってきます。ひどい暴力が行われていた場合には、傷害罪などがプラスされて実刑の可能性も出てくるのです。

 

強引に謝罪をさせて脅迫罪が適用されたことはあるのか?

実際に判例があります。「理由なく謝罪文を書かせる行為」や「競技大会への出場をやめさせる行為」が強要罪として認定されました。

 

理由なく謝罪文を書かせる行為

大阪地裁昭和45年1月29日判決より

 

競技大会への出場をやめさせる行為

岡山地裁昭和43年4月30日判決より

 

妻のような親族に対しても強要罪は適用されるのか?

家族であったとしても強要罪は適用されます。

 

第三者のみに適用されるのではなく、親族に対して行われるものに関しても強要をすれば罪に問われる可能性があるわけです。

妻の土下座|強要罪が適用されるケースと適用されないケース

 

強要罪が適用されるケース

 

  • 脅し(脅迫)を加えた上での土下座の強要
  • 暴力をふるった上での土下座の強要
  • 大きな物音をたてたり、ものを破壊したりしての土下座の強要

 

注目をしてほしいのが、直接暴力を奮っていなかったとしても強要罪が適用される、という部分です。たとえば物を投げて壊しながら土下座を強要したり、壁などを叩いて大きな音を立てて土下座を強要したりした場合には、罪に問われることも考えられるのです。

 

物を壊したり大きな音をたてたり、ということが暴力を連想させるので法律的にダメ、と判断されるわけです。身体の危険を感じ、仕方なく土下座をした、と裁判所に判定されてしまいます。

 

土下座を強要する時の暴力の程度、というものについても考えておかなければなりません。そもそも暴行についても、どの程度の行為が暴行に値するのか判断が分かれているのが現状なのです。

 

基本的には、暴力を振るわれた相手が自由な意思決定が出来ない程度の暴行があった場合には強要罪が適用される、ということになります。ただし本人の受け取り方によっても異なってくるので、実際に裁判にならなければどのように判断されるかはわかりません。

 

強要罪が確実に認定される暴力としては、たとえば怪我をするようなものが該当します。さらに長時間に渡る暴力や、複数回に及ぶような暴力も強要罪に適用される恐れがあるのです。

 

一度だけの暴力は?

 

一方で感情的に一度だけ平手打ちをした程度で妻も怪我をおっていない、ということであれば強要罪は適用されないと考えられます。妻の浮気が発覚して一時的に感情がコントロールできなくなった、ということは「ある程度の酌量の余地あり」と判断されるわけです。

 

脅しに関しても、判断基準が分かれます。明らかに脅しというものとしては「殺すぞ」などがあります。法律的には前述したように「人の生命、身体、自由、名誉若しくは財産に対し害を加える旨を告知する」ことを脅迫としています。

 

要は、「土下座しなければ〇〇する」というような言い方をしてしまえば、少し広範になってしまいますが脅迫に該当する可能性が出てきてしまうのです。

 

土下座しなければならないような状態に追い込んでしまうと強要罪が適用される、と覚えておいて間違いありません。

 

強要罪が適用されないケース

「土下座をして謝ってほしい」と普通に言っただけ

 

単に「土下座して欲しい」と言うだけであれば強要罪が適用されることはありません。「土下座して欲しい」といった結果、妻が土下座をしたとしても強要罪になることはないわけです。

 

もちろん、脅迫や暴行が少しでも絡んではなりません。淡々と冷静に謝罪を求める必要があります。

 

仮に妻が土下座をしたとしても、幾つかある謝罪の方法のうちの一つを選択しただけ、となるわけです。法律上は何ら問題のあることはでありません。

 

注意をしてほしいのは、淡々と冷静に土下座を求めると言っても嫌がっているのに何度も土下座を求めてしまったり、何時間も言い続けてしまったりすると強要罪が関わってくる恐れがあります。

 

何時間も妻を拘束して眠らせない、といった度を越す謝罪の求め方はNGです。何百回も「土下座して欲しい」と言い続けるのも心理的な圧迫を与えるタイプの脅迫と取られかねません。

土下座をしたら妻の浮気を許さなければならないのか?

 

謝罪と賠償は別問題

 

奥さんが土下座をして謝ったら、浮気を水に流さなければならない、ということはありません。謝罪は謝罪であり、浮気は浮気なのです。

 

そもそも不貞行為は不貞行為です。結婚をしているということは貞操義務というものがあり、妻は夫以外と性行為を行ってはなりません。その決まり事をおかしている事実は、謝罪していようがいまいが消えることはありません。

 

奥さんが土下座をして謝ったとしても、浮気をされたということで離婚する権利が夫にはあります(妻側から離婚する権利はない)。さらに妻とその浮気相手に対して浮気慰謝料を請求する権利もあります。

浮気相手に土下座を求めたケースはどうなるのか?

 

土下座

 

基本的に妻に対する考え方と一緒
  • 淡々と冷静に「土下座して欲しい」はOK
  • 脅迫や暴行が加わった上で「土下座して欲しい(土下座しろ)」はNG

 

近年、社会に大きな衝撃を与えたのが、元モーニング娘であり現タレントである矢口真里さんです。当時、矢口さんはモデルで俳優の中村昌也さんと結婚をしていました。

 

その中村さんが泊りがけのロケを行っている最中に、モデルの梅田賢三さんと自宅で不貞行為を働いていたのです。その場面を早く帰ってきてしまった中村さんに見つかってしまいました。

 

梅田さんは裸のままで、中村さんに対して土下座をした、ということです。浮気相手が夫に対して土下座をしたわけです。その時に土下座の強要があったのかはわかっていません。しかし、もしも暴力や脅迫のようなものが加わっていれば強要罪に問われるかもしれないのです。

 

一方で浮気相手が自発的に土下座をした場合や単に「土下座をして欲しい」とお願いしたらしてくれた場合には、強要罪に問われることはありません。

 

矢口真里さんと中村昌也さんの不倫騒動について詳しくはこちら

妻が土下座した場合には浮気慰謝料は減額しなければならないのか?

 

減額をする必要はなし

 

妻が土下座をしている、ということは「浮気に対して反省」していることは確かです。反省を行動で示しているわけですからね。

 

だからといって「土下座すれば慰謝料が減額される」という甘いものではありません。もしも土下座をして慰謝料が10%でも20%でも減額されるようなことがあれば、浮気をした多くの方が土下座を率先して行っているはずです。しかしそんな話は聞きません。

 

土下座に関してはあくまで謝罪の一環であり、したからといって浮気をした事実が消えることはありません。その浮気の結果、離婚するに至った場合にはそれなりの責任をおわなければならないわけです。

 

慰謝料系の裁判に関しても、妻が土下座をした場合であったとしても慰謝料が大きく減額されることはありません。

 

土下座をされた夫の気持ちに変化が現れることも

 

浮気をされた夫は「奥さんが許せない」解いた気持ちになることがほとんどです。男性は女性の浮気を基本的に許しません。

 

一方で土下座をして謝罪をされた、ということで気持ちが和らぐこともあるのです。その結果、離婚はするものの慰謝料額の減額を認める、というケースも実際にあります。

 

土下座されたからといって慰謝料を減額する義務はありませんが、結果として減額に応じる夫もいる、ということは夫婦ともに把握しておくべきことかもしれません。

不倫した妻に土下座を強要した場合には慰謝料が減額されるのか?

 

基本的に不倫と土下座による強要罪は関係ないが・・・

 

不倫は不倫として別個のものと捉えられることになります。ですから、仮に土下座を強要したとして強要罪に当たるとしても、不倫をしたことによる慰謝料は請求できます。減額しなければならない、という決まりはありません。

 

しかし現実的に考えると減額には応じなければなくなります。妻に対して土下座の強要をしてしまうと、慰謝料減額の交渉の口実を与えてしまうのです。

 

土下座をさせたくてもこらえた方が懸命

 

前述したように不倫は不倫であり、土下座の強要は土下座の強要です。奥さんに「不倫慰謝料を〇〇万円減額してくれなければ、強要罪で訴える」とされてしまえば、慰謝料以外にも裁判を抱えてしまいます。

 

強要罪の裁判は強要罪の裁判として行われるので、裁判費用もかさんでしまいます。手間もかかることになり、結果として慰謝料の減額に応じてしまったほうが良い、といったことになりかねません。

 

不倫が発覚した時は頭に血が上ってしまうかもしれません。だからといって後先を考えずに行動をしてしまうと、のちのち大きなしっぺ返しを食らうことにもなりかねないわけです。

 

奥さんに浮気をされたとしても、冷静に対処しましょう。復讐をしたいのであれば、堂々と慰謝料を請求して離婚をすればよいのです。

 

浮気は証拠があれば、その後の交渉を優位に進める事ができます。妻の浮気を疑っているのであれば、まずは探偵に相談して、どう対応するべきか知識を蓄えましょう。

 

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