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妻の浮気が原因で離婚!DV夫だった場合の慰謝料は減額されるのか

DV

 

旦那さん自身が奥さんに対してDV。いわゆる暴力をふるっていたケースにて、奥さんが不倫をしてしまった場合に離婚慰謝料は一体どうなるのでしょうか?

 

実際に起こったケースとして、3分の1から5分の1程度減額されるケースが多いのだそうです。

 

夫婦間のDVというものは、表にはなかなか出てきませんが、実際には多く行われているとされています。そのようなケースの浮気慰謝料はどうなっているのか、ということをこちらでは徹底解説します。

 

離婚慰謝料を妻に対して請求できるケースが多い

 

  • DVが原因で離婚に至ったのか?
  • 不倫が原因で離婚に至ったのか?

 

上記の二つのうち、いずれに該当するかを裁判所は判断する事になります。要はDVが原因で離婚に至ってしまった場合には、夫側に慰謝料を支払う義務が生じてしまいます。一方で浮気が原因で離婚に至った場合には、妻が慰謝料を支払わなければなりません。

 

DVをされていた奥さんが浮気に走り、その浮気をきっかけとして離婚に至ったわけですよね。ですから離婚慰謝料に関しては、妻側に支払う義務が生じてくるわけです。

 

人差し指を指している黒シャツの男性

仮にDVが原因で離婚に至るケースであるとすれば、浮気をする前に離婚の話が出てこなければおかしい、ということになってしまいます。

 

DVをされた上に別居もせず離婚もせずに浮気をしていた、となると、やはり裁判所としては離婚の原因の比重は「奥さんの浮気」のほうが大きい、と判断するわけです。

 

ただし注意しなければならないのが、慰謝料の金額です。通常の浮気の離婚慰謝料とDVがあった上での浮気の離婚慰謝料は異なってきます。満額を受け取る、ということは基本的に考えにくい状態となってしまいます。

DVがあった上での浮気の離婚慰謝料の相場とは?

 

3分の1から5分の1程度減額されるケースが多い

 

マックブックを見ながら頭を抱えるサラリーマン

離婚慰謝料の相場ですが、夫婦によって大きく異なります。浮気の悪質性や頻度、さらには夫婦生活を営んできた期間といったものも大きく関わってくるわけです。ですから一DVがあった上での浮気の離婚慰謝料の相場を出すことは簡単ではありません。

 

ただしいままでの判例などをチェックすることで、どの程度の減額がされてくるのかが見えてきます。

 

最高裁判まで持ち込まれた時ですが、通常の慰謝料は300万円程度とされるべきものが結果として200万円になったことがありました。

 

その時に最高裁判所は次のようなことを述べています。

 

「離婚に至った責任は主として不倫をした側にあるものの、不倫をされた側にも暴力行為や婚姻生活を修復するための努力が足りなかったなど、相応の責任がある」

参考:「Amebaニュース」の「減額することも!? 「不倫妻」が「DV夫」との離婚にかかる慰謝料の相場」より

 

要は、裁判所はDVが婚姻生活の存続に一定の影響を与える、と述べているわけです。DVを行っている事実があった場合には、満額の請求が受け入れられるのは難しい、ということは承知しておきましょう。

 

どのような事実が減額に影響をあたえるのか?
  • 暴力の強さ
  • 暴力の回数
  • 暴力の期間
  • 暴力によって受けた怪我の程度
  • 暴力によって受けた精神的苦痛(うつ病なども含む)

 

上記のようなことから減額される金額が決まってきます。

 

たとえば手をグーにして思いっきり殴るような行為や蹴るような行為を繰り返し行なっている場合には、暴力の強さはかなり大きいとして判断されます。一方で平手打ち程度であれば、それほど大きいとは判断されません。

 

暴力によって実際に受けた怪我に関しても、慰謝料の減額には大きな影響を与えてきます。怪我をするということは精神的苦痛も受けますし、実際に経済的にも影響を受けることになるわけです。

 

仮に妻に対して骨折させるような暴力を奮っていた場合には、かなり不利な立場に立たされる可能性もあります。妻がDVによって精神的な疾患を患ってしまった場合にも、慰謝料が大きく減額される可能性が出てきます。

DVを行った上で浮気をされた場合はどのように解決すべきか?

 

夫婦間で協議を実施する

 

双方に言いたいことが有ると思うので、まずは話し合いの場を設けるべきです。通常の離婚慰謝料とは異なり、DVという問題も絡んでくるのでなるべく二人で妥協点を探りましょう。

 

仮に裁判までもつれ込んでしまう、ということを考えるとかなりのダメージになります。単なる浮気だけではなくDVも絡んでくると複雑になり、集結するまでに時間がかかってしまう恐れもあるからです。

 

苦々しい表情をしながら話し合いをしている夫婦

奥さんに対して怒りがあるかもしれません。しかしDVをした事実がある限りは、通常の慰謝料を受けとるのは難しいです。多少の減額には応じましょう。

 

もちろん奥さんからだけではなく、浮気相手に対しても慰謝料を請求することは可能です。

 

しかし浮気相手も奥さんから「旦那からDVを受けている」という話を聞いているはずです。その結果、泥沼の裁判になってしまう可能性もあります。

 

もしも浮気相手に対しても慰謝料を請求する気持ちがあるのであれば、自分と奥さん、そして浮気相手の3人で集まってそれぞれの妥協点を探りましょう。

 

協議をする時に知っておきたいこと

 

離婚をする、という前提で話し合いをする場合には、夫のほうが優位に立っていることを把握しておきましょう。離婚する直接の原因を作ったのは浮気をした妻側にあるので、妻からは強制的に離婚できないのです。これは、仮にDVを行っていたとしても関係ありません。

 

DVをした側が悪い

 

浮気が原因で離婚の話し合いに入っているケースについては、浮気をした方も問題がある、ということです。DVが原因で離婚の話し合いに入っている場合には、もちろんDVをした側が悪い、ということになるので注意してください。

 

仮に奥さん側が強制的に離婚をしたい場合には、それなりの別居期間が必要になります。1年間や2年間といった長い期間になるので、奥さん側も別れたいという気持ちがあるのであれば、そのことをタテに交渉を有利に持っていきましょう。

言葉の暴力のケースは離婚慰謝料の減額対象となるのか?

 

言葉の暴力もDVと認定されるので離婚慰謝料は減額される

 

手を出すような暴力ではなく、言葉による暴力もドメスティックバイオレンスと判断されます。ですから仮に離婚慰謝料を請求した時に、言葉の暴力があったということが証明されてしまった場合には減額される確率が高くなるのです。

 

言葉の暴力による被害は立証できるのか?

 

立証はいくらでも可能です。暴力があった場合には、身体にアザができることもあるでしょう。怪我をしてしまうことも十分に考えられるわけです。

 

一方で言葉の暴力に関しては見た目には何の変化もありません。ですから立証されることはないのではないか、とタカをくくってしまう方も多いのです。しかし言葉の暴力による被害もしっかりと立証できます。

 

言葉の暴力の立証方法
  • 医療機関による診断書(医師の診断書)
  • 心療内科への通院記録
  • カウンセリングへの参加記録など
  • 現場の音声データや映像データ

 

重要になってくるのが医師の診断書です。医師の診断書に「うつ病」などと記されている場合には、言葉の暴力があった、といった認定がされる可能性が極めて高くなるのです。単に言葉の暴力があった、というだけではなくその言葉のDVによって実際に損害を受けた、ということが証明できるわけです。

 

現場における音声データや映像データも重要な証拠となります。スマートフォンでも簡単に記録されてしまうので、奥さんにその現状証拠を押さえられてしまえばグウの音も出ません。

 

仮に裁判までもつれ込んでしまえば、明らかに印象が悪くなってしまいます。言葉の暴力をタテに離婚慰謝料の減額を求められた場合には、ある程度は受け入れる覚悟をしておきましょう。

 

暴力と認定されやすい言葉の例

死ね

カス

ボケ

アホ

バカ

デブ

ブタ

役立たず

だまれ

ぶっ殺す

なんでできないの?

それでいいと思ってるの?など

 

もちろん1回言っただけでDVとされるわけではありません。何度となく繰り返し言っているようなケースにはDVと認定されるわけです。

 

言っているだけではなく、その時の態度も大きく関わってきます。たとえば「舌打ちしながら怒っているオーラを出して発言しているようなケース」や「脅しているようなケース」です。

そもそもDVって何?

 

  • 殴る蹴るなどの暴力
  • 罵声を浴びせる
  • 罵る
  • 外出を禁止する
  • 人付き合いを禁止する
  • 無視をし続ける

 

ここまでお話してきたのは、「殴る蹴るなどの暴力」と「罵声を浴びせる」、そして「罵る」です。実はそれらイメージしやすいDV以外にも、あまりイメージしにくいDVも現実にはあります。

 

殴る蹴るの暴力や言葉の暴力以外のDVであったとしても、離婚慰謝料の減額対象になってしまいます。

 

外出の禁止や人付き合いの禁止というものは、個人の社会性を失わせる、というものです。誰であろうともそういったことを行ってはなりません。もしも認定されれば、それだけでも離婚が認められる可能性があります。

 

言葉の暴力とは対極的な存在ですが「無視」に関してもDVとなります。奥さんが話しかけても夫が何もいわない、というようなことが続けば、それはDVとなるわけです。

 

極端な例:23年間も奥さんと口を利かない旦那さん

 

人気テレビ番組である「探偵ナイトスクープ」にて、23年間も奥さんと口を利かない旦那さんが登場したことがあります。奥さんが話しかけても一切無視し、子供が話しかけたときだけ普通に会話する、という旦那さんでした。結果的に無視し続けた理由は「子供が産まれてから妻が構ってくれなくてスネていた」ということです。

 

ABSの長寿テレビ番組探偵ナイトスクープのロゴマーク

探偵ナイトスクープ自体はほのぼのとした番組であり、お笑い芸人などが笑って済ませていました。しかし無視というものは人を踏みにじる行為であり許されるものではありません。

 

夫がかまってほしいのであれば、妻としっかりと話し合いの場を設けるべきでしょう。あなたも知らず知らずのうちに奥さんに対してDVをしているかもしれません。離婚をする時にDVを突きつけられて不利な立場にされてしまわないように注意しましょう。

 

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